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1960年代後半から活躍するアメリカを代表するドキュメンタリー作家であるフレデリック・ワイズマン。日本で見ることができるのはほとんど何年かに一度開かれる上映会に限られているが、そのアメリカを抉り取るような社会性は見るものすべてを自省の淵にいざなう。そんなワイズマンの作品をここでは特集。
エッセイなども、追々書いていく予定。2002年、2004年の映画際で見た、作品24本をどうぞ。
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1967年,モノクロ,84分
ウォーターブリッジ矯正院では、収監者たちによる学芸会が行われている。踊り、唄を歌う彼らの表情はうつろだ。
ワイズマンは矯正院の中で彼らをとる。収監者たちと看守たち。食事を取ることを拒否し、チューブで鼻から栄養を....
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1968年,モノクロ,75分
今回ワイズマンが入っているのは、ノースイースト高校。白人中産階級向けの典型的な高校のひとつで、かなり優秀な生徒が集まっているようだ。そんな中でも問題を起こす生徒はおり、生活指導の教師が生徒たちに厳しい言葉を投げかける。あるいは父兄が...
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1969年,モノクロ,81分
カンザスシティの警察官の様子。もちろん犯罪者を逮捕する。それだけではなく、街を見回りさまざまな出来事に応対する。ひったくられたバックの捜索などもする。ワイズマンがカメラを回したのは、アフリカ系の住人が多く、貧しい住民が多い地域である。
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1970年,モノクロ,84分
映画は外科手術の手技の1シーンから始まる。そのシーンは生々しいが、映画全編は医者と患者の関係性を主に描いていく。病院はメトロポリタン病院。貧しい人々がひっきりなしにやってくる。たくさんの人、アルコール中毒の人、子供、などなど、ワイズマンの...
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1974年,モノクロ,105分
霊長類に関する研究の最先端を行くヤーキーズ霊長類研究所にワイズマンが入り、そこで行われる実験の数々を克明に記録していく。従来どおりナレーションなどは一切なく、目の前で行われている実験がどのようなプロジェクトに属し...
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1975年,モノクロ,167分
ポラロイド写真で次々と写真をとられる人々。おそらく、福祉を受け取るための身分証を作るのだろう。福祉センターにはたくさんの人がやってくる。そしてたくさんの人が待っている。職員たちはきびきびと働いているが、それでもやってくる人たちとの間に...
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1976年,モノクロ,113分
牧場で草を食む牛、トラックに載せられセリに掛けられる。食肉業者は電話で顧客からの注文に答える。その間に牛は無数に区画された広大な牧場で、トラックで運ばれる飼料を食べてどんどん太らされていく。そして十分に太れば屠殺場に連れて行かれ...
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1978年,モノクロ,127分
1977年、エジプトとイスラエルとの間に設けられた緩衝地帯、国連と連動しながら国境への人や車の出入りを監視する彼らは政府機関と政府から委託された民間企業の複合組織だった...
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1979年,モノクロ,115分
毎年行われているNATOの合同軍事演習。今回は西ドイツで、米軍も参加して行われた。ワイズマンは米軍の一部隊に、米国出発から従軍し、一部始終を記録する。
機銃を持ち、戦車を繰ってはいるが、あくまでも演習に過ぎず...
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1980年,モノクロ,129分
ニューヨークのモデル事務所「ゾリ」、180人ものモデルを抱えるこの事務所とそこに所属するモデルたちの日常を追う。事務所には仕事の依頼の電話がひっきりなしにかかり、モデル志望も男女がたくさん訪れる。ワイズマンが写すのはその全体。そこに...
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1983年,カラー,118分
ダラスにある高級百貨店「ニーマン=マーカス」。クリスマスシーズンのその百貨店で働く人々とそこに訪れる客たち。静かで広々とした店内に、豪華な品物が並ぶ。エスカレーター脇ではカルテットがクリスマスナンバーを演奏し、毛皮売り場では店員が客に...
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1985年,モノクロ,114分
放牧されている馬たち。親子で草を食む。厩舎では新たに仔馬が生まれる。そばで見守る人たちはそれほど心配もせず、産むがままに任せている。
競馬場そのものではなく、競馬馬たちが放牧されている牧場から始まるこの映画は競馬場の物語ではあるが...
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1988年,カラー,132分
アラバマ盲聾学校を撮った障害4部作("Deaf & Blind series")の1作目、盲学校のブラスバンドの演奏シーンに始まり、小さい子から高校生くらいまでの大勢の生徒がいる盲学校の様子を映す。
非常に淡々とはしているが、眼の見えない子どもたちが...
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1988年,カラー,164分
アラバマ聾学校を舞台に、聴覚障害の子供たちと、教師、寮母たちを描く。聴覚障害の子供たちの多くはしゃべるの困難だ。だからキャンパスは静寂に包まれ、何か不思議な雰囲気を持っている。教師や寮母は健常者であったり、しゃべる技術を...
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1988年,カラー,120分
“Dead & Blind”シリーズの3作目。この作品でワイズマンは障害者たちが学校で自立のための訓練を受けたあとに実践的な教育を受ける過程と、障害者たちが働く作業場の様子を撮影した。
そこから浮き彫りになるのは...
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1988年,カラー,126分
多重障害者とは、視覚と聴覚の両方に障害がある場合や、視覚障害や聴覚障害に加えて精神遅滞がある場合を言うようである。当然のことながら単純な視覚障害や聴覚障害と比べて、教育ははるかに難しいようだ...
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1989年,モノクロ,358分
ボストンにあるベス・イズラエル病院。その内科ICUで治療を受ける何人かの病人たちを記録した映画。本当に死に瀕する患者とその死に臨む患者の家族、患者とその家族と話し合いながら治療法を考える医師、看護婦...
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1993年,カラー,130分
この映画の始まりはわれわれがイメージするままの動物園だ。象のショーが行われ、家族連れや、カップルが思い思いに動物を見、動物に触れている。舞台となっているのはマイアミにあるメトロポリタン動物園。マイアミという土地柄かトロピカルな鳥なども多い...
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1995年,カラー,170分
映画はABT(アメリカン・バレエ・シアター)の事務所から始まる。電話に向かって大声で交渉を行っている。つづいて練習風景。車椅子のお婆さんが振り付けをしている。車椅子に座っていても、凛とした姿でもともとバレリーナだったことが見て取れる...
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1996年,カラー,223分
フランスのパリにある国立劇場コメディ・フランセーズ。歴史と伝統を誇るこの劇場と劇団の活動を追う。劇団の運営会議からリハーサル、実際の舞台、引退する役者の引退パーティなどを映すが、一番中心になるのは、やはりリハーサルと本番の舞台...
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1997年,カラー,195分
シカゴにある公共住宅アイダ・B・ウェルズ・ホームズ、主に低所得者層のマイノリティが住むこの公共住宅には、老朽化などのさまざまな問題がある。住人たちにも、失業、犯罪、麻薬などの問題がある。そんな問題だらけの公共住宅に住む人々...
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1999年,カラー,247分
朝焼けの中、ロブスターの漁をする舟。かごを海底から引き上げ、そこからロブスターを取り出す。そんな漁業が行われているベルファスト。続いてクリーニング屋が映り、さらに町のさまざまな場所が映し出される...
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2001年,カラー,195分
映画はドメスティック・バイオレンスの現場に駆けつけた警察官らの映像から始まる。喉から血を流しながらパニックになり、叫ぶ女性。そんな映像をプロローグとして、映画はDV被害者保護施設である「スプリング」の内部に入ってくる...
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2003年,カラー,160分
『DV』で描かれたのはドメスティック・バイオレンスの被害者の避難所“スプリング”であったが、この続編では、加害者に対するDV裁判の様子が描かれる。軽微な暴力でも逮捕され、まずビデオ法廷に出席する。そこで保釈の可否などが決定され...
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