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ロスト・イン・スぺース

2003/1/10
Lost in Space
1998年,アメリカ,131分

 
            
     
 
 21世紀中盤、資源の枯渇が深刻化した地球では、人間が居住できる惑星として知られるアルファ・プライムへの移住が検討され、その実現のためにアルファ・プライムへ派遣される宇宙船「ジュピター2」の乗組員として各自が専門技能を身に着けているロビンソン家の5人の家族とパイロットとしてドン・ウェストが乗船することとなった。宇宙船の発射は順調に行われたが、各乗組員が冷凍睡眠に入った直後、警報がけたたましくなった…
 60年代のアメリカのTVドラマ『宇宙家族ロビンソン』の映画化。かなりのCGとB級映画としては一流のキャストをつかったにもかかわらず、仕上がりはいまいち。なんといってもスリリングさがかけるのがSFとして致命的。
監督 スティーヴン・ホプキンス
脚本 アキヴァ・ゴールズマン
撮影 ピーター・レヴィ
音楽 ブルース・ブロートン

出演 ウィリアム・ハート
    ゲイリー・オールドマン
    ミミ・ロジャース
    ヘザー・グレアム
    マット・ルブラン
    レイシー・シャベール

 

 

DVD・ビデオ未発売

 

 

 
 この映画に登場する何もかもが他の映画の焼き直しという気がしてしまう。地球外生命体として登場する宇宙グモは『エイリアン』だし、『スターシップ・トゥルーパーズ』である。宇宙船も、宇宙服も、すべてがどこかで見たことがある感じ。オリジナルの『宇宙家族ロビンソン』の場合は、60年代でまだ『スター・ウォーズ』なんかと同時代で、新鮮味があったのだろうけれど、30年以上たって、同じ設定で映画を作ってしまうと、いくら新しい技術を駆使したところで新鮮味が失われてしまうことは避けようがない。
 ということで、全体的になんともゆるい、しまりのない映画になってしまったわけです。この映画より興味が湧くのはオリジナルのドラマ。そのドラマが放映されていた60年代、私はまだうまれておらず見たことはないのですが、情報によるとその当時の時代設定は1997年となっていたらしい。しかもかなりのローテクが創造され、ローテクSF(『サンダーバード』とか)に目がない私としては見ないわけには行かないなと思っているわけです。

 この映画の見所を考えると、やはりキャストということになります。ウィリアム・ハートとゲイリー・オールドマンというあまり接点のなさそうな脇役の似合うふたりが主役級で出演し、その脇をミミ・ロジャース、ヘザー・グレアム、マット・ルブランという何処から見てもB級映画の雰囲気を感じてしまう役者で固めることキャスティングはかなりいい。映画にもっとB級テイストをあふれさせ、渋いふたりもB級映画に巻き込んでしまえば面白映画になったのかもしれません。 ということで、この映画の中での最優秀賞はキャスティング・ダイレクターに送ります(別にほしくないと思うけど)。
 ところで、この監督は誰なんだ? という疑問が湧いたので調べてみると、他の監督作としては『エルム街の悪夢5』『プレデター2』『ブローン・アウェイ』『ゴースト&ダークネス』『ジャッジメント・ナイト』などがあるようです。んんんんんん、さえない…