Star Wars : Special Edition
1977年,アメリカ,129分
監督:ジョージ・ルーカス
脚本:ジョージ・ルーカス
撮影:ギルバート・テイラー
音楽:ジョン・ウィリアムス
出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネス

 反乱軍のリーダー、レイア姫の乗る船がダース・ベイダーの率いる帝国の船に捕らえられる。あえなく捕虜となってしまったレイア姫だったが、ロボットR2D2とC3POにメッセージを託して宇宙空間に送り出した。その2体のロボットは砂漠の惑星で、ルーク・スカイウォーカーに出会う…
 1977年の公開から20周年を記念して作られた特別編は画質・音質がアップした上に、細部に様々なデジタル処理が施されている。
 「スター・ウォーズ」を見たことがないという人がいたら、ひとにばれる前にこっそり見ておいたほうがいいですよ。

 スター・ウォーズの物語について今さらあれこれ言うことはしません。ほとんど覚えているので、誰かと見ているといつのまにか次のシーン当てクイズみたいになってしまう。
 この特別編は細かい画像処理だけではなく、オリジナルにはいなかった要素が結構付け加えられているらしく、私の記憶が正しければ、オリジナルでは登場していなかったジャバ・ザ・ハットがでてくる。ついでにハン・ソロと絡んでいる。ここはいまひとつオリジナルを覚えてないですが、ジャバ・ザ・ハットがオールCGなのは明らかで、逆にその周囲のアナログさかげんがよくわかる。ほかにも、CGキャラクターがそこここに加えられている。
 で、全体的にどうなのかというと、オリジナルのほうが好き。特別編もILMの技術力の高さは感じるし、それによって臨場感がますような部分もあるのだけれど、そこは、天下のジョージ・ルーカスとILM。やるならもっと徹底してやって欲しかったという気持ち。宇宙船内が明らかにちゃちいとか、デススターの表面が明らかに模型とか、その辺りまですべてリマスターしてエピソード1と同じレベルまで持ってきて欲しい。それができないというのなら、今見るとすべてが少々古臭くってもオリジナルのほうを選びます。

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