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クルーレス

2003/11/16
Clueless
1995年,アメリカ,98分

 
            
     
 
 大金持ちの弁護士を父に持ち、気楽に高校に通うシェールは親友のディオンヌとショッピングにいそしむ。ディベートの成績でCをつけられたシェールは成績を上げてもらうために先生に交渉するがうまく行かず、先生を幸せにすればいいんだと思い立つ。そのことで人を幸せにする喜びを知ったシェールは転向してきたダサい(クルーレス)女の子タイをいけている子に変身させようと考える
 アリシア・シルバーストーン主演の健全なティーンズ映画。展開は非常に単純だが、シニカルになることなく、明るく楽しいのには好感が持てる。
監督 エイミー・ヘッカリング
脚本 エイミー・ヘッカリング
撮影 ビル・ボール
音楽 デヴィッド・キティ

出演 アリシア・シルヴァーストーン
    ステイシー・ダッシュ
    ブリタニー・マーフィ
    ポール・ラッド
    ダン・ヘダヤ

 

 

 

クルーレス

クルーレス

 

 

 
 なんてことはない映画なんですが、非常にポジティブでよい。しかも、ありがちな夢物語とかではなく、それなりに等身大のモデルとして存在している。もちろん設定が、ビバリーヒルズの金持ち弁護士の娘というわれわれの生活からはかけ離れたものではあるけれど、そんなアメリカの偶像のような娘でもそれなりに悩みがあり、それに対処するには自分が成長するしかないという当たり前の現実を突きつけられるということだ。そしてそれに対して非常にポジティブに振舞う。
 その姿勢は彼女が偶像であるがゆえになおさら好感が持てるのかもしれない。現実のビバリーヒルズの金持ちの娘はキットこんな健全な振る舞いはしないはず。という偏見を一般庶民は持っていると思う。なんにしても、ティーンズ映画というと世の中を斜めから見ながら親の金でどんちゃん騒ぎみたいな映画が多い印象のなかで、この健全さはなかなか面白い。
 この健全さはアリシア・シルバーストーン自身のキャラクターとも重なってくる。アリシアはヌードは断固拒否し、動物保護運動にも参加するという潔白ぶりを見せる。そんな彼女だからぴたりとはまる。そんな役立ったのかもしれない。

 最近の映画で言えば(といってもこの映画もそんな前の映画ではないですが)、『キューティー・ブロンド』の健全さが非常に似ている。バカなティーンズのようでいて、実はポジティブで実行力がある。というのも似ている。主人公の見た目もなんとなく似ている。
 こういう映画は何年かに一度出てきて、10代の人なんかをひきつけて、忘れ去られていく。そんな映画だと思います。ちょっと前のを見てみると時代性が如実に現われていて面白いかもしれません。これの前はなんだったかなぁ…