東京発鹿児島行きの汽車に駆け込んだふたりの刑事、電車は混みあってなかなか座れず、まる1日以上かけてようやくたどり着いたのは佐賀。まず地元の警察により、犯人がやってくるのではという目当ての家の目の前にある旅館に部屋をとる。犯人の元恋人と思われる女は毎日平凡な日常を送る主婦で、張り込みは成果のないまま何日も続いていく。
10本以上の清張作品を映画化した野村芳太郎による清張作品の第1作。脚本には黒澤作品で知られる橋本忍、音楽は市川崑、小津安二郎など数多くの作品に参加している黛敏郎と豪華な顔ぶれ。
映画はいかにも良質のサスペンスという感じだが、直接ストーリーにはかかわりのない部分を膨らませ、ゆったりとしたリズムで進むあたりが、味がある。
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監督 野村芳太郎
原作 松本清張
脚本 橋本忍
撮影 井上晴二
音楽 黛敏郎
出演 大木実
宮口精二
高峰秀子
田村高広
菅井きん
高千穂ひずる
浦辺粂子
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