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PARTY7

2002/7/14
2000年,日本,104分

 
            
     
 
 郊外もかなり田舎に経つホテル・ニューメキシコ、めったに客もこなさそうなホテルにやってきたチンピラ三木、薄暗いどう見てもまとうではないが、三木の知り合いらしいおばさんのやっている旅行会社の紹介でやってきた。
 一方、オキタはのぞきで何度も刑務所に入っていた男、その父親の友人がそのホテル・ニューメキシコのオーナーで、のぞき部屋を作ってあった。
 奇才石井克人がなんとも不思議な作品を作った。
監督 石井克人
原作 石井克人
脚本 石井克人
撮影 町田博
音楽 ジェイムス下地

出演 永瀬正敏
    浅野忠信
    原田芳雄
    堀部圭亮
    佐藤明美

 

 

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 オープニングのアニメは長すぎると思う。それはさておき、こういういわゆるスタイリッシュな現代風の映画は、とっぴな発想が重要な要素となるだけに、下ネタに笑いを求めたりする。下ネタ字体は悪くないけれど、それが下品になってしまうと、どうにも苦い映画になってしまう。この映画は時折下品な方向に偏ってしまいがちで、そのあたりが問題なのかもしれない。
 ノゾキ部屋の浅野忠信と原田芳雄の会話などはなかなか面白い。しかし、それが父親の話になって、言い争いになったあたりから収拾がつかなくなり、ユーモアの範囲にとどまらなくなってくる。永瀬正敏のいる部屋のほうでも、3人でもめている段階では、悪くないのだけれど、堀部がやってきたあたりから、どうも切れがなくなる。それでも、時折面白いネタがはさまれるので見通すできるけれど、映画が進むにつれて面白くなくなっていくことは確かだ。
 それは何故かと考えると、映画として全体の脈略がない。特殊な効果をねらう(松金よね子が高速にページをめくったり、永瀬正敏がトランクを隠すとき、ジャンプカットの連続になる)こと自体はいいし、ここの場面は面白いものになっているのだけれど、それが映画の脈略の中で必要かというと特に必要でもないし、全体のスタイルも統一されていない。そのような(チープな)特殊効果を使って映像を見せようというなら、それで押し切ればいいのに、時々思い出したように使われるだけ。その単発的な感じが今ひとつというところ。
 いいところをあげるなら、浅野忠信。浅野忠信は最初から最後まで一人で頑張る。それほどセリフがあるわけでもないけれど、キャラクターもしっかりしているし、おかしさを全身で表現しているような気がする。どうせなら、のぞき部屋の視点だけで全編を見てみたかった。親切にすべてのいきさつやネタをばらしていくのはくどいというか、観客をバカにしているというか、観客の想像力をもっと信用して映画を作ってもいいような気がした。そのような意味でものぞき部屋視点で作ってもいい気がした。