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ファーストフード・ファーストウーマン

2002/4/12
Fast Food Fast Woman
2000年,アメリカ=フランス=イタリア,98分

 
            
     
 
 ダイナーでウェイトレスとして働くベラはまもなく35歳、突然道路に寝てみたり、バスタオルをアパートの下に住むホームレスに投げたりとちょっと変わったところがある。ボーイフレンドのジョージは20歳も年上で妻と子持ちで、いつまでたっても離婚しようとしない。
 ブルノは母親に預けていた自分の子とその弟を押し付けられててんてこ舞い。そんなベラやブルノやダイナーの常連たちが繰り広げる群像劇。
監督 アモス・コレック
脚本 アモス・コレック
撮影 ジャン=マルク・ファーブル
音楽 デヴィッド・カルボナーラ

出演 アンナ・トムソン
    ジェイミー・ハリス
    オースティン・ペンドルトン
    ルイーズ・ラサー

 

 

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 こういう不思議なテイストの映画は好き。行き着く先というか、目的というか、おとしどころがよくわからない。
 群像劇には特に多いけれど、いろいろなケースを描いていくことでなんとなく一つのテーマ的なものが浮き上がってくる感じ。そしてそのそれぞれの登場人物が微妙に絡んでいく。この映画も断片でできていて、それぞれの断片が絡み合っていることは確かだけれど、そこから何かテーマ的なものが浮き上がってくるかと思うと、そうでもない。抽象的には「愛」ということ、しかも若くはない人たちの。明らかなのはそれくらいで、それ以上のことは断片ごとの面白さということになる。
 のぞき部屋の女ワンダの面白さ。のぞき部屋自体の面白さ。一つ一つの台詞回しのたどたどしさというか、伝わりにくさの面白さ。そのあたりがこの映画の魅力であって、ストレートに気持ちを表現したりしないところも面白い。このあたりがいいと思うのはおそらくそれがアメリカ的(ハリウッド的)ではないからだろう。ハリウッドのわかりやすさとは違うわかりにくさがある映画を私は愛してしまいます。
 アメリカを舞台にしていながら、イギリス英語を話すブルノが主人公のひとりとなっているのも示唆的なのかもしれません。ハリウッド映画も好きですがね。
 あとは、細かいところを見ていくと、なかなか面白いところはいろいろあります。