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日々是映画内
百一夜
2002/2/16
Les Cent et une Nuits
1994年,フランス,105分
映画と同じ年齢のムッシュ・シネマの城に映画の話をしに101日間通うというアルバイトの契約をしたカミーユ。そこにはマストロヤンニらスターたちも訪れる。そんなカミーユの恋人ミカは映画青年だが、映画を撮りたいが資金がない。そこで彼らが考えたのは…
アニエス・ヴァルダが映画100年を記念して、たくさんのスターを出演させて撮った作品。シュールではあるが、遊び心にあふれた作品。
監督
アニエス・ヴァルダ
脚本 アニエス・ヴァルダ
撮影 エリック・ゴーティエ
音楽
出演
ミシェル・ピコリ
ジェリー・ガイエ
エマニュエル・サリンジャー
マルチェロ・マストロヤンニ
マチュー・ドュミ
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かなりわけがわからないです。映画マニアなら、これはあれ、それはどれといろいろ思いをはせることができ、にやりとしてしまう演出も多くあるのですが、普通に見るとなんだかわけのわからない話になってしまっている感じ。 いろいろなスターが見られるということと、ヴァルダ流の映画史解釈を見ることができるというところがこの作品の面白いところでしょうか。ストーリーといえるものはほとんどないに等しいので、遊びたいだけ遊べる。シネマ氏の屋敷の使用人たちからして本当にわけがわからないので、なんともいえませんね。
しかし、映画の中でシネマ氏が「アンダルシアの犬」を「映画の教科書」といっていたことを考えると、このシュールリアリスティックな空間がヴァルダにとっての映画というものなのではないかと推測することもできます。
ヴァルダの映画はこれ限らずどこかシュールリアリスティックなところがある気がします。それは私がヴァルダを好きな理由のひとつでもあるわけですが、この作品はそのヴァルダのシュールリアリズム性を改めて明らかにしたというものでもあると思います。
次から次に出てくるスターたちに惑わされがちですが、それこそがヴァルダが映画100年を振り返って最も言いたかったことなのかもしれません。シネマ氏の城の庭で開かれるパーティーで繰り返し現れ、強烈な印象を与える牛。それはその直後ブニュエルとして台詞までしゃべってしまう。その「黄金時代」への憧憬こそがヴァルダの映画の原動力なのではなかろうかとこじつけたくなります。