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キス・オブ・ザ・ドラゴン

2001/11/2
Kiss of the Dragon
2001年,フランス=アメリカ,98分

 
            
     
 
 パリにやってきた一人の中国人リュウ、彼はパリ警察の助っ人として北京からやってきた刑事だった。その初日、麻薬密売組織をつかまえるためホテルで監視をする。しかしフランスの刑事リシャールがそのボスを殺し、リュウにその罪をなすりつけようとする。リュウは証拠を持って逃げようとするのだが…
 リュック・ベッソンが新たなアクション映画をジェット・リーと組んで製作。監督にはCM界では名の知れたクリス・ナオンを起用した。やはり、ジェット・リーのアクションは切れ味最高。
監督 クリス・ナオン
原案 ジェット・リー
脚本 リュック・ベッソン
    ロバート・マーク・ケイメン
撮影 ティエリー・アルボガスト
音楽 クレイグ・アームストロング

出演 
ジェット・リー
    ブリジット・フォンダ
    チャッキー・カリョ
    ローレンス・アシュレイ

 

 

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 リュック・ベッソンはなんだかいろいろな色がつけられていて、感動ものとか、少女がとか、いろいろ言われますが、私はリュック・ベッソンの基本はアクションにあると思います。そもそも最初の長編「最後の戦い」はセリフなしの長尺アクションシーンという常識破りのことが話題を呼んだはず。それをあげずとも、「ニキータ」も「レオン」も「フィフス・エレメント」だってアクションなわけですから。
 といっても、この映画はリュック・ベッソンらしさはあまりなく、むしろジェット・リーの映画作りにベッソンが手を貸したという風情です。そのあたりが同じ製作・脚本でも「タクシー」とは違うところ。
 さて、ベッソンは置いておいて、この映画はあくまでもジェット・リーの映画。プロットも単純明快、心理描写の機微などいらない、とにかくアクションに徹することでこの映画はいい映画になっている。逆にドラマの部分に力を入れている映画はアクションだけを取り上げると物足りないものが多い。今アクション映画を語るには「マトリックス」と「ワイヤー・アクション」を抜きにして語ることはできない。ワイヤー・アクションを世界的に勇名にしたのはやはり「マトリックス」で、「グリーン・デスティニー」ではない。でもやはり元祖は香港で、ハリウッドはその人材を輸入したに過ぎない。
 しかしやはり世界的には「マトリックス」で、アクション映画を見るときにはマトリックス後であることを意識せずには見れない。だからいまのアクション映画は「マトリックス」をいかに超えるのかということ考えざるを得ないだろう。同じようなワイヤー・アクションと特殊撮影を使っただけでは、マトリックスの二番煎じになってしまう。
 ということを考えた上で、この映画を見てみると、このジェット・リーは1人でマトリックスを(部分的にでも)越える。それはまことしやかということ。「マトリックス」の明らかな特撮とは違う生にな感じ。それはジェット・リーだからできたことだろう。やっぱりかっこいいなジェット・リー。