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日々是映画内
赤ちゃん泥棒
2001/7/17
Raising Arizona
1987年,アメリカ,95分
コンビニ強盗を繰り返し、刑務所に出たり入ったりの男ハイは警察官のエドと恋におち、何度目かの出所後結婚。幸せに生活をし、子供が授かる日を夢見ていたが、ある日エドが不妊症であることが発覚。悲嘆に暮れていたそんなとき、アリゾナで五つ子が生まれたというニュースを目にする…
コーエン兄弟にニコラス・ケイジという、当時売り出し中だったいまや大物どうしの組み合わせ。コーエン兄弟のスタイルはいまも変わらずだが、なんとなく若さも感じるような、感じないような。
監督
ジョエル・コーエン
脚本 イーサン・コーエン
ジョエル・コーエン
撮影 バリー・ソネンフェルド
音楽 カーター・バーウェル
出演
ニコラス・ケイジ
ホリー・ハンター
ジョン・グッドマン
ウィリアム・フォーサイス
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冒頭からコーエン兄弟らしい不思議な雰囲気。得意の反復によるユーモラスな雰囲気作り。刑務所の面接官の妙に非人間的な動きなどなど「ああ、コーエン兄弟ね」と思わずにいられない感じで始まります。全体的に言ってもコーエン兄弟(というよりコーエンファミリー)らしさ全開で、バリー・ソネンフェルドの動的カメラワークも冴えに冴えます。特に手持ちのアクションシーンはこの映画が15年も前であることを考えると(技術的に言って)すごいことになっている。手持ちであることを意識させないようなスムーズなカメラワークが素晴らしい。最近のドキュメンタリー「タッチ」のぶれぶれカメラとは一味違う(どうしてドキュメンタリータッチをそんなに敵視するのか?)。カーター・バーウェルの音楽もいつもどおりの不思議な齟齬感を含みながら映画をしっかり引き立てる。
今回何年ぶりかに見ていて気づいたのは、脱獄のシーンが「ショーシャンク」と似ている。もちろんこちらのほうが前ですが、泥まみれで穴から抜け出して叫ぶ。ジョン・グットマンとティム・ロビンスという大きな違いはあり、どうしても落ちをつけずにいられないという違いは出てきてしまうものの、基本的な撮り方なども同じ(だったと思う)。「ショーシャンク」が先で、こっちがパロディというなら話はわかりやすいのですが、順番も逆で「ショーシャンク」には原作もあるというところでかなりの不思議を感じてしまいました。
さらなる元ネタがどこかにあるのだろうか? どっかで見たような気がする… 何だろう、「大脱走」じゃないし… 知っている人がいたら教えて下さい…