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日々是映画内
白い花びら
2001/7/10
Juha
1998年,フィンランド,78分
フィンランドの片田舎。ユハとマルヤの夫婦はサイドカーつきのオートバイで走り、自分達で作ったキャベツを町の市場で売る。仲睦まじく暮らす二人だったが、ある日ユハが車が故障して立ち往生していた男シュメイッカを家に連れてきたことで二人の関係が変化し始める。
淡々としたスタイルを貫くカウリスマキ監督がサイレント風に描いた異色作。役者もおなじみのカティ・オウティネン。
監督
アキ・カウリスマキ
原作 ユハニ・アホ
脚本 アキ・カウリスマキ
撮影 ティモ・サルミネン
音楽 アンシ・ティカンマキ
出演
サカリ・クオスマネン
カティ・オウティネン
アンドレ・ウィルム
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サイレント映画というよりはセリフのない映画。多彩な音楽に加え、効果音も入っているので、決してサイレント映画ではない。しかし、映画の作り方はサイレント映画の方法を踏襲し(少々誇張して)描いている。身振りだとか表情だとか、そういったものがセリフの変わりに様々なことを語るように描く。しかし、その大げささがいまひとつ。パロディにしているとは思えないけれど、ちょっと質の悪いサイレント映画風になってしまっている。
それに対して、ものの描き方はうまいと思います。シュメイッカの車の名前というかエンブレムを映すことが効果的だったり、キャベツが夫婦の姿を端的に映していたりその辺りは面白かったですが、やはり全体として能弁すぎるというか、サイレント映画であるがために逆に説明しすぎたという気がしてしまいます。サイレント映画にはサイレント映画としてのもっと洗練されたスタイルがあったはずだとサイレント映画好き(初心者)の私としては思ってしまいます。
カウリスマキのスタイルが進化していく一つの実験であるとして納得はしました。この映画を糧にもっととんでもないものを作ってくれるのではないかと期待したりします。(サイレントのミュージカルとかね)