クレイマー、クレイマー
2001/3/21
Kramer vs. Kramer
1979年,アメリカ,105分
- 監督
- ロバート・ベントン
- 原作
- アヴェリー・コーマン
- 脚本
- ロバート・ベントン
- 撮影
- ネストール・アルメンドロス
- 音楽
- ヘンリー・パーセル
- 出演
- ダスティン・ホフマン
- メリル・ストリープ
- ジャスティン・ヘンリー
- ジェーン・アレキサンダー
広告代理店でバリバリと働くテッドは大きなプロジェクトを任され、成功の暁には重役への抜擢まで約束され、意気揚々と帰宅した。しかし、妻のジョアンナは子どもを寝かしつけ、荷物をまとめ、テッドに別れを告げようと待ち構えていた。結局テッドはジョアンナを引き止めることが出来ず、息子ビリーとの二人だけの新しい生活が始まった。
離婚と子どもの養育という問題をハートウォーミングなドラマとして描いた作品。小技が効いていて物語りに入り込みやすいところがなかなかよい。
良質なドラマではあるが、すごい映画というわけではない。プロットを構成する要素が非常に周到なところはいい。一番印象的で分かりやすいのはなのは「フレンチ・トースト」だけれど、朝のルーティンとか、学校へ送っていくところとか、同じシチュエーションが繰り返されることで、父子の関係性の変化を描くところがかなりうまい。
メリル・ストリープのほうはある意味ではいい演技をしているのだけれど、ちょっと怖すぎる気がした。喫茶店からのぞいているところなんかはかなり強烈。今にも人を殺しそうなくらいの感じがある。だから、最後に感動的な場面を迎えてもなんとなく説得力がなく感じてしまったのは私だけだろうか。彼女はこの作品でアカデミー賞を受賞して、確かに演技としてはいいけれど、根本的にミスキャストなんじゃないかという気もしてしまった。
あとは、昨日の「真夜中のカウボーイ」と比べると、非常に素直な映画で、悪く言えば平凡な撮り方しかしていないので、映画としてはそれほどすごくはないということ。このロバート・ベントンという監督もどうも監督よりも脚本家としての才のほうがあるようで、もともとは「俺たちに明日はない」や「スーパーマン」の脚本で有名な人です。
