検索用語を入力
検索フォームを送信
Web
日々是映画内
ギプス
2001/3/16
2000年,日本,82分
アルバイトをしながら平凡な生活を送る和子はある日家の近くでギプスをし、松葉杖をついて歩く美しい女とであった。その女・環になぜか鍵を貰った和子は徐々にその環の魅力にとり憑かれて行く…
塩田明彦監督がラブ・シネマシリーズの一作として撮った作品なので、ソースはDV。フィルムと比べると粗い画素と淡い色彩が女同士の微妙な関係を美しく怪しく描く。
監督
塩田明彦
脚本 堀内玲奈
塩田明彦
撮影 鈴木一博
音楽 ゲイリー芦屋
出演
佐伯日菜子
尾野真千子
山中聡
津田寛治
{ad}
やはりこの監督はいいですね。ちょっと全体に自主制作っぽさがあるのは、DVだからというわけでは必ずしもないのですが、そこがまたいい。二人の女性も非常に、すごく魅力的で、それだけで映画に引き込まれてしまう。特に二人とも「目」を中心とした表情で演技をしているのがすごく印象的なのです。 物語自体は「偽の」ギプスという発想を置いておけばそれほどものめずらしいものではない「女性同士の微妙な関係」で、関係性の揺れ具合もオーソドックスといっていいでしょう。
そう、すべてがオーソドックスな感じ、そんな中で登場人物が魅力的であれば映画は非常に魅力的になるし、この映画のポイントとなる「ギプス」という発想の風変わりさがオーソドックスな映画の中で絵的にも物語的にも非常に効果的なスパイスとなっているのだろうということです。そういう意味で、DVという方法を取って、全体的に素人っぽさをだしてはいるものの、非常に完成された映画なのでしょう。