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タルチュフ

2001/1/23
Tartuff
1925年,ドイツ,75分

 
            
     
 
 オルター氏は20年来尽くしてくれている家政婦と二人暮し。氏は家政婦から孫のエミールが俳優になり遊び暮らしていると聞き遺産をすべて家政婦に与えることにした。しかし、それは実は家政婦の陰謀であった。それに気づいた孫のエミールは変装して「タルチュフ」という映画を持って祖父の家を訪ねる。
 モリエールの「タルチュフ」を劇中劇として利用し、目先を変えた新しい映画を作り出した教訓劇じみた作品。全体的には字幕がはさまれるオーソドックスなサイレント映画。

監督 F・W・ムルナウ
原作 モリエール
脚本 カール・マイヤー
撮影 カール・フロイント

出演 
エミール・ヤニングス
    ヴェルナー・クラウス
    リル・ダゴファー
    ルチー・ヘーフリッヒ

 

 

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 「最後の人」と比べると、非常にオーソドックスで、欲しいと思うところには大体字幕が入っていく。それは分かりやすくていいのだけれど、やはり字幕が入ると映像のほうに目が行きにくくていまひとつ。字幕を使わずにいかに表現するかというほうが個人的には楽しめた気がする。
 それでも、冒頭の玄関のベルが鳴るシーンから映像的工夫に驚く。 もちろん普通は呼び鈴があんなところについているはずもなく、あんなに激しく動くはずもないのだけれど、たったあれだけの工夫でベルの音が聞こえてくるのだから、すごいもの。今となってはいまひとつ実感が湧かなくなってしまった「映画的現実」と実際の「現実」との違いというものをまざまざと見せ付けられた観がある。