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小津安二郎 初期短編@

2000/12/21
1929年,日本,25分

 
            
     
 
突貫小僧
 人攫いの出そうな天気のいい日の街角、一人の子供が遊んでいる。そこにあらわれたひげを生やした怪しい男、男は予想通り人攫いで…

大学は出たけれど
 大学をて就職面接に行く男、しかしそこで言われた仕事は受付だった。大学をてそんな仕事は出来ないといって会社を出てきてしまったが、郷里から出てきた母に就職が決まったと嘘をついてしまって…

 短編ということでサイレントでも気軽に見れるし、コメディタッチで面白い。小津のよさも堪能できる。サイレント&小津初心者にお勧め。

突貫小僧

監督 小津安二郎
原案 野津忠治
脚本 池田忠夫
撮影 野村昊

出演 斎藤達雄
    突貫小僧(青木富夫)
    坂本武

大学は出たけれど

監督 小津安二郎
原作 清水宏
脚色 荒牧芳郎
撮影 茂原英雄

出演 高田稔
    田中絹代
    鈴木歌子

 

 

 

小津安二郎 DVD-BOX 第四集

小津の『突貫小僧』が見つかった!
大学は出たけれど(吹替・活弁版)

 

 

 
 「突貫小僧」は10年程前に発見されたフィルム、「大学は出たけれど」は本来長編であったものの残存する一部分を短編として復元したもの、というともに貴重なフィルムだが、その映像は素朴で、しかししっかりと小津らしいもの。
 「突貫小僧」の主人公突貫小僧こと青木富夫は1929年の「会社員生活」でデビューした子役。といっても、撮影所に遊びに来ていたのを小津監督が見つけ、面白い顔だから映画に出そうといったのがきっかけらしい。突貫小僧は「生まれてはみたけれど」をはじめとするサイレン時の小津作品に多数出演し、売れっ子の子役となった。なんと、昭和5年の出演作品は残っているものだけでも15本。
 やはり、映画が唯一の大衆の娯楽だった時代、こんな映画がたくさんあったんだろうなと思わせる。軽快さが非常にいい。こんな短編を何本見て、いっぱい引っ掛けて、家に帰る。なんとも優雅な生活ではないですか。