タクシー運転手のシュリコフはある夜騒がしい若者の団体を乗せ、最後の一人まで送り届けた。しかし、金を取ってくるといって去った若者は帰ってこなかった。翌日その若者を訪ねて彼が出演しているライブハウスへ。借金のかたに彼のサックスを預かった。
ソ連映画といっても崩壊寸前のペレストロイカ全盛の時期を舞台にしている。それは価値観の衝突する時期であり、地道に働くタクシー運転手と自由に生きるミュージシャンという二人を中心に据えることでその対照を際立たせた。
と、図式的に言ってしまうこともできるが、この映画の魅力はそんな思想的な点ではないし、映画自体もそのような政治的な主題を前面に押し出さない。「人間」というものを巧妙に描いた映画。 |
監督 パーヴェル・ルンギン
脚本 パーヴェル・ルンギン
撮影 デニス・エフスチグニェーエフ
音楽 ウラジミール・チェカシン
出演 ピョートル・マモノフ
ピョートル・ザイチェンコ
ヴラジミール・カシュプル
エレナ・ソフォノヴァ
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