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いますぐ抱きしめて

2000/11/4
As Tears Go By
1998年,香港,96分

 
            
     
 
 香港でチンピラをしているアンディ。そこにいとこのマギーが転がり込む。アンディの弟分ジャッキーは虚勢ばかり張って、今日もアンディに助けを求めてきた。アンディはジャッキーの借金取立てを助けてやる。一方でアンディは恋人につらくあたられる。
 アンディとマギーの関係を中心に話は展開するが、全体としてはアクションあり、恋愛ありのオーソドックスな香港映画。前半こそカーウァイらしい勢いが感じられるが、後半にかけて少々だれるか。しかし、ストーリーテラーとしての実力は十分発揮。

監督 ウォン・カーウァイ
脚本 ウォン・カーウァイ
撮影 アンドリュー・ラウ
音楽 ダニー・チャン

出演 アンディ・ラウ
    マギー・チャン
    ジャッキー・チュン
    アレックス・マン

 

 

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 やはり、クリストファー・ドイルの不在は意識しないようにしても気になってしまう。あの映像、あの躍動感、あの感覚。それ無しではウォン・カーウァイの映画は物足りない。確かに物語もよく練られてるし、映像もきれいなんだけど、それではよく出来た香港映画でしかなくて、「ウォン・カーウァイ」でしかない。と、いうのはもちろんクリストファー・ドイルを経験してはじめて生じる感覚なのだけれど、ドイルの映像にはそれだけ力があるんだ。それを感じる作品。
 しかし、カーウァイ作品の底に流れる「甘ったるさと激しさの共存」という底流はこの作品にも流れている。恋愛映画でアクション映画。そのような映画はたくさんあるけれど、その多くは恋愛のあるアクション映画か、アクションのある恋愛映画にしかなっていない。しかし、この作品は恋愛映画であると同時にアクション映画でもあるという映画にしあがっていると思う。