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菊次郎の夏

2000/9/11
1999年,日本,121分

 
            
     
 
 父親が交通事故で亡くなり、おばあちゃんと一緒に暮らす少年正男。彼にとって夏休みはひどくつまらない時期だった。友達は旅行に行ってしまい、サッカー教室も休み。そんな夏休み、正男は顔すらも覚えていない母親を探しに豊橋へと行くことを決意した。そんな正男を心配する近所のおばちゃん(岸本加世子)は仕事もなくふらふらしている自分の夫に正男を連れていってくれるよう頼む。
 大人になりきれない男と、少年のロードムービー。北野監督はこれまでの暴力的な作品から一転して、笑いに溢れた暖かい作品を撮り上げた。
 久石譲作曲のテーマ曲が頭に残る。

監督 北野武
脚本 北野武
撮影 柳島克己
音楽 久石譲

出演 ビートたけし
    関口雄介
    岸本加世子
    吉行和子
    細川ふみえ

 

 

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 全体的な北野的「間」はこれまでの作品とかわらないが、全体の雰囲気や色調はがらりと変わっている。かなり「笑い」の要素を重視した作品。それでも、ビートたけし名義で撮った「みんな〜やってるか!」とは明らかに違う北野的世界。しかしセリフをそぎとった「間」は健在。果てしなく晴れた空も「キタノ」の色だ。
 個人的に好きなのは、井出らっきょとグレート義太夫のハゲのおっちゃんとデブのおっちゃん。この二人が絡む一連のシーンの間と笑いがとてもいい。