Mermaids 
1990年,アメリカ,110分
監督:リチャード・ベンジャミン
原作:パティ・ダン
脚本:ジューン・ロバーツ
撮影:ハワード・アサートン
音楽:ジャック・ニッチェ
出演:ウィノナ・ライダー、シェール、ボブ・ホスキンス、クリスティナ・リッチ

 時は1963年、女手ひとつで二人の娘を育てるフラックスは生活も奔放。何かあるごとに引越しを繰り返す。今回も男に振られ16回目の引越しをすることに。今度の行き先はマサチューセッツの田舎町。そこで今度は娘のシャーロットが修道院で働くジョーに一目ぼれ、母も靴屋の店主と仲良くなって…
 ちょっと変わった家族ものという感じですが、本質はコメディなのかな? 全体的に不思議に雰囲気があって、何だか面白い。ウィノナ・ライダーとシェールはもちろんのこと、妹役のクリスティナ・リッチがかなりいい味出してます。

 かなりいい感じです。適度にだるく、適度におかしい。ジェットコースターな笑いとは違うゆったりとした笑いです。なんと言っても目に付いたのはクリスティナ・リッチ。何歳なのかはわかりませんが、笑いのつぼを巧妙につく演技。
 ハリウッドの映画によくありがちな、家族の絆とか人の心の問題を突いて行く少々説教くさい話だが、シェールとウィノナとクリスティナの家族がどうにも能天気なところがかなりよい。
 秋の夜長にのほほんと見たい一作というところでしょうか。

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