TAXI2
2000年,フランス,89分
監督:ジェラール・クラヴジック
脚本:リュック・ベッソン
撮影:ジェラール・ステラン
音楽:アル・ケミア
出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、マリオン・コティヤー、エマ・シェーベルイ、ベルナール・ファルシー

 マルセイユの公道でのレース中、トップの車をあおる純白のプジョー406が現れた。運転手はもちろん暴走タクシードライバーのダニエル。産気づいた妊婦を乗せ病院へと急いでいた。無事子供が生まれ、ダニエルは急ぎ恋人リリーのもとへ。
 一方、警察ではマフィア対策の視察にくる日本の防衛庁長官の警護の準備。署長が「コンニショワ~」と怪しい発音で日本語を教える。
 何はともあれ、今回は日本のヤクザが相手。黒塗りの3台の三菱車との対決。日本人にはつぼに入ること請け合いの突込みどころ多数。映画館で見ると、突っ込めなくてストレスがたまります。 

 どうしようもなく笑える。前作を見ていれば、ストーリーは考えなくてもわかる。しかしあまりにばかばかしいギャグセンスがたまらない。とくに日本人には、突っ込まずに入られないボケどころ多数。
・テレビ電話で話すボスの後ろに映っている和服の女の子はなんだ!
・なんで千葉ナンバーなんだ!
・日本語下手すぎるよ!
・あんなばればれなSPいねーよ!
・飛びすぎだよ長官!
などなど、まだまだ突っ込み足りませんが、この辺で勘弁しといたろ。
 とにかく、映画うんぬんよりばかばかしさに笑ってそれでいい。リュック・ベッソンが本当に撮りたい映画ってのはこれのような気がする。でも、立場的にこんな映画は撮れない。巨匠もつらいね。

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