我々は冒頭の街の俯瞰ショットで期待に胸を膨らませる。そして、主人公のヴィルヘルムが拳で部屋の窓ガラスを割るシーンにハッとする。苛立ちと不満感にさいなまれる小説家志望のヴィルヘルムは母に勧められるまま旅に出る。ドイツを縦断するように旅する彼は何かを見つけ出すことができたのだろうか?
ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修行時代』を底本として書かれたペーター・ハントケの小説の映画化。ヴェンダースのロード・ムーヴィー三部作の2作目に位置付けられる。希望に満ちた若者の旅というよりは、寂寥感や静謐さを感じさせる。これが映画デビュー作のナスターシャ・キンスキーも強い印象を残す。
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監督 ヴィム・ヴェンダース
原作 ペーター・ハントケ
脚本 ペーター・ハントケ
撮影 ロビー・ミューラー
音楽 ユルゲン・クニーパー
出演 リュディガー・フォグラー
ハンナ・シグラ
ナスターシャ・キンスキー
H・C・ブレッヒ
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