巨大タバコ産業の誤謬を暴こうとするテレビマンのバーグマン(アル・パチーノ)とその内部告発者として白羽の矢を立てられたワイガンド(ラッセル・クロウ)の苦悩を描いた物語。実際にあった事件を映画化し、すべての人物が実名で描かれている。
派手にストーリーが転がっていくわけでも、銃撃戦やカーチェイスがあるわけでもないけれど、引き込まれる物語。重たく、説得力のある展開。そのような展開のなか、視覚と聴覚を目いっぱい揺さぶってくる。カメラワークはもちろんのこと、音楽だけにとどまらないさまざまな「音」が映画の臨場感を高め、観客の精神を緊張させ、物語へと引き込んでいく。
そして、クローズアップで映し出されたラッセル・クロウの、アル・パチーノの、クリストファー・プラマーの、「顔」が、その表情が、言葉以上の言葉を語っている。アカデミー賞は取れなかったものの、20キロ以上も太り、髪を薄くし、白髪に染めたラッセル・クロウの演技は鬼気迫る迫力があり、まさに「アカデミー級」の演技。
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監督 マイケル・マン
脚本 マイケル・マン
エリック・ロス
撮影 ダンテ・スピノッティ
音楽 ピーター・バーク
リサ・ジェラード
出演 アル・パチーノ
ラッセル・クロウ
クリストファー・プラマー
ダイアン・ヴェノーラ
フィリップ・ベイカー・ホール
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