=====================================================2004/5/6==
-vol.1200--
ほぼ日刊 日々是映画 発行:cinema-today
http://www.cinema-today.net/
http://cinema-today.hp.infoseek.co.jp/
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1200号です。
です。
そして気づけば4年目に突入。
そして、今日はまぐまぐ文庫「日々是映画 傑作選 vol.2」の発売日でも
あります。↓こちら
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そして、明日から「日本名画図鑑」が刊行されます。
明日刊行なので、今日登録すれば、めでたく創刊号から読むことができま
す。しかも今月は無料。↓こちら
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創刊号はこれぞ名画!の『東京物語』です。
このメルマガ、あるいはサイトに書いたレビューより詳しく、しつこく、
マニアックに、そして初心者にも優しく、解説してありますので、是非お
読みくださいませ。
そして1200号なので、もちろんプレゼント企画もあります。
その告知は映画のあとで。
何ですが、それに加えて、いろいろ&サイト・リニューアル記念プレゼン
ト企画も考えています。
が、サイトリニューアルが遅れているので、まだ発表できませんの。
とりあえず、今回は1200号記念プレゼントですので、まずはご応募ください。
ごちゃごちゃしてしまいましたが、
とりあえず1200号じゃ!!
ということで、映画はこどもの日ということでやっていたのだと思う
『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』です。
書き込み大熱望! リクエストも随時募集中!
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クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡
1997年,日本,96分
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<キャスト&クルー>
監督 原恵一
原作 臼井儀人
脚本 原恵一
撮影 梅田俊之
音楽 荒川敏行
宮崎慎二
作画 原勝徳
堤規至
キャスト 矢島晶子
ならはしみき
藤原啓治
こおろぎさとみ
郷里大輔
山本百合子
<評価>
☆☆☆☆(満点=5)
<プレヴュー>
成田空港に降り立った外国人を迎えるホステス軍団、その外国人が大事そう
に持つビーダマのようなタマを奪い取ったオカマ軍団。カーチェイスを逃げ切っ
たオカマのひとりがかわらで寝ているところにしんのすけがやってきた。しん
のすけは落ちていた玉を見つけ、それを拾って帰ってきてしまう。しかし、妹
のひまわりがそれを飲み込んでしまった…
ひとつのタマをめぐって争う二つの一族の争いに野原家の面々が巻き込まれ
るというアドベンチャー物語。笑いはいつものように下品なネタを織り交ぜつ
つ、映画には子供向けとは思えないクスグリが大量に盛り込まれたクレヨンし
んちゃんシリーズの傑作のひとつ。
<レビュー>
この映画はクレヨンしんちゃんの映画シリーズとしては、原恵一が監督とし
てクレジットされた最初の作品である。もはや言わずもがなかも知れないが、
この原恵一が監督したクレヨンしんちゃんの映画の質は非常に高い。もちろん
『オトナ帝国』と『戦国大合戦』がその代表作となるわけだが、この作品もそ
れに負けず劣らず質は高い。しかし全体的に見ると、テレビアニメの段階での
単純なギャグ(とくに下品だといわれるネタ)が目に付き、1時間半の映画と
しては内容が薄いと言うこともできるかもしれない。
しかしそれでも、そんなテレビの単純さを越えたギャグもあり(映画の後半、
彼らが東京に戻るシーンで大爆笑してしまいました)、もちろんプロットの方
も複雑化している。これはただ30分のアニメを3倍に引き伸ばしただけのもの
ではなく、30分では表現できない何かを作り上げた作品なのである。
まず感心するのは、冒頭に登場するオカマと、そのキャラクターの設定であ
る。オカマ3兄弟をコミカルに描くのは当然だが、それを決してマイナスのイ
メージにせず、しかもフリークだとか、異質なものとして扱おうとはしない。
オカマであることがただのネタであるかのように、ただただ陽気で面白い人た
ちとして描いている。もちろん現実は必ずしもそうではないのだが、オカマの
まさにゲイとしての陽気な部分だけを取り出して、そこに人情味を加えて、す
ごくいいキャラクターに仕上げている(その点からすると、最後のオチは少々
悪乗りしすぎという印象もあるが…)。
そしてよく練られたプロットというのも原恵一の作品(脚本)の面白みのひ
とつである。非常に単純な物語構造でありながら、登場人物に様々な役割を分
担させ、脇役までうまく使って物語を組み立てる。それは勧善懲悪/善悪二元
論とは異なる構造が根底にある非常に面白く、しかも示唆深い物語の作り方な
のだと思う。
そしてさらに、他の作品にも共通する要素としてあるのが、「懐かしさ」で
ある。この「懐かしさ」こそが原恵一作品のコアの部分になるのだと思う。物
語の基礎として歴史/伝説があるというのがまず土台となって、その上に現代
的なものよりも「懐かしい」ものを載せていく。しんのすけの世代(世代とも
言えないくらいのものだが)よりも、その親たちの世代が喜ぶような素材を映
画に載せていくのである。それは別にことさらに親たちに訴えかけようとして
いるわけではなく、そもそも彼が紡ぎたい物語がそのようなものなのだと思う。
その「懐かしさ」がストレートに表に出て、問題化されたのが『オトナ帝国』
なわけだが、そこに至る前にも「懐かしさ」がテーマのひとつ(あるいはエッ
センス)となっていることからもそれはわかる。
それと比べると、この映画では「懐かしさ」はストレートに表れることはあ
まりなく、田舎の風景や、一昔前のアクション映画のような刑事(多分『ダー
ティー・ハリー』)を通して現れてくる(みさえの歌はもっともストレートに
「懐かしさ」を呼び起こす部分かもしれない)。そのためにテレビ版のクレヨ
ンしんちゃんからそれほど外れることなく、映画として成立することになった。
『オトナ帝国』は一本の映画としては非常に面白いわけだが、それ以前にク
レヨンしんちゃんであると考えると、その世界観がテレビ版とはあまりにかけ
離れてしまって、根本的に違うものなのではないかという疑問が浮かぶことも
確かである。それに比べるとこの作品は「クレヨンしんちゃんらしい」映画で
あり、(今から見れば)物足りなさを感じもするが、これで正しいのだという
気もする。
というわけで、プロットの面白さやら「懐かしさ」やら、原恵一作品の面白
みが十分に詰め込まれた映画ということなわけだが、さらに深く読んでいけば、
いろいろと面白いものが見えてくる。主なものは様々なものに対する風刺であ
り、いろいろなもののパロディである。それをじっくりと楽しむのも大人の見
方として面白い。しかし、「7人の侍」がああ意図も簡単にやられてしまうの
は、いかがなものかねぇ…
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!!!!!!!!!! 1200号記念プレゼントーーーー !!!!!!!!!
です。
はるばる1200号までやってきまして、考えれば4年です。
4年って言ったらあなた、生まれたばかりの赤ん坊がすっかり
幼稚園児ですがな。
と、まったくわけのわからないノリですが、とりあえずプレゼントです。
最初にも書きましたが、サイトリニューアル記念プレゼント企画もやる
予定なので、こっちの方は非常にシンプルに、
映画鑑賞券を1名さまー
です!!
『ロスト・イン・トランスレーション』にしたいんですが、全国ロード
ショーではないので、もう少し考えます。
が、ご応募ください。
ハンドル名、メールアドレスをお書きの上、
present@cinema-today.net
までお送りください。
締め切りは、14日くらいです。
どしどし。
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で手続きをしてください。こちらでは対処しきれない場合もございますので。
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日々是映画第1200号
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