26世紀青年
2009/9/18
Idiocracy
2006年,アメリカ,85分
- 監督
- マイク・ジャッジ
- 原案
- マイク・ジャッジ
- 脚本
- マイク・ジャッジ
- イータン・コーエン
- 撮影
- ティム・サーステッド
- 音楽
- セオドア・シャピロ
- 出演
- ルーク・ウィルソン
- マーヤ・ルドルフ
- ダックス・シェパード
- テリー・アラン・クルーズ
- デヴィッド・ハーマン
平凡な兵卒のジョーは国防総省の冬眠プログラムの被験者に選ばれる。売春婦のリタとともに冬眠に入ったジョーだったが、実験期間の1年が経つ間に忘れられ、目覚めたのは500年後だった。500年後のアメリカは国全体がバカになり、崩壊寸前だった…
とにかくバカバカしいナンセンス・コメディ。下らなすぎて拒否反応という人もきっと多いはず。
まず、今の社会がバカ化していく理論?が紹介される。知能が高い人たちは子供を生むのにも、子育てにも慎重で、生殖力が弱まっていることもある。これに対してバカたちはバカバカと子供を作り、その子供もバカバカと子供を作っていく。そうするとバカばかりが増えてそうバカ化が進むというもの。
言われてみて一瞬「そうかも!」と思うけれど、別に知能は遺伝だけで決まるわけではない(というより、遺伝よりも環境のほうが強く作用すると私は思う)ので、実際にそんなことがおこるわけはない。
まあ、それはともかく、そんなバカ化が進んだ2505年にごくごく普通の男がやってくるというわけ。なんと言ってもこの映画の盛り上がりどころはこの2505年のバカさ加減、人々はセックスと暴力と下ネタがすべてで生産性もへったくれもありはしない。人々はテレビでケツを蹴飛ばされるのを見て楽しむばかり。
その年のナンバー1映画が尻を90分映し続けただけのものってのはすごい。というかやりすぎ。それを面白がれるバカってのはさすがになかなか想像し難い。
それはともかくとして、このバカさを楽しめればこの映画は楽しめる。最初はちょっとついていけないが、大統領が出てくるあたりからなかなか面白くなってくる。主人公は普通のことを言っているだけなのに、まったく素っ頓狂な返答ばかりが帰ってくるという会話のおかしさがおつ。
これはFOXの映画だが身内のFOXニュースを皮肉っているのもいい。みんなバカになってもニュース番組はやるし、裁判もやるのね。
この支離滅裂な感じは、面白いと思える人には面白いが、思えない人には本当に耐え難い時間になるだろう。なので、そういう人にしか勧めない。でもそういう人には勧める。
