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1899    

1941

2007/1/23
1941
  1979年,アメリカ,118分

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          ★★---  
     
 
 1941年、アメリカ西海岸、真珠湾を襲った日本軍の来襲に怯える米軍は警備体制をひく。そんな中、日本軍のいっそうの潜水艦が海岸に到着、目標攻撃地点をハリウッドに定めるが、そのハリウッドがなかなか見つからず…
  『ジョーズ』『未知との遭遇』を撮ったスピルバーグがSNLのメンバーを迎えて作ったドタバタ・コメディ。はっきり言って面白くはないが、見所はいろいろ。
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 ロバート・ゼメキス
    ジョン・ミリアス
撮影 ウィリアム・A・フレイカー
音楽 ジョン・ウィリアムズ

出演 ダン・エイクロイド
     ネッド・ビーティ
     ジョン・ベルーシ
     三船敏郎
     クリストファー・リー

 

 

 

 

 

 こういうドタバタギャグ映画というのは見る人とそのセンスが一致するかどうかで面白いかどうかが大きく異なってくる。特に、これくらいの時代のアメリカのギャグ映画の脳天気さやハチャメチャさというのは毒が強く、なかなか受け入れられがたい。私もあまり好きではないのだが、こういう作品が好きだという人の気持ちも判らないではない。
  特にジョン・ベルーシは面白い。彼が最初に登場するシーンで飛行機に乗りながらコカコーラを飲むのだが、彼はそれを期待に叩きつけて割って飲む。その意味のわからない勢いなんかはなかなかいいと思う(言葉で説明してもちっとも面白さは伝わらないとは思うが…)。
  そういう、一発の面白さは時々はあるが、発せられるギャグのほとんどは反応しずらいものだ。2時間のうち面白いのはせいぜい15分くらい。三船敏郎がくそ真面目に演じているのも面白くはあるが、日本人としてはその描写の間違いというかズレのほうが気になってしまってなかなか笑うというところまではいけない。
  だから、まあジョン・ベルーシの作品としてはそれなりに面白いし、彼の登場シーンだけを見ていれば結構楽しめるように思える。他は、好きな人だけが見ればいいという感じ。

 しかし、これがスピルバーグの作品だというのはやはり驚きだ。『ジョーズ』『未知との遭遇』と立て続けにヒットさせたスピルバーグだが、まだまだひよっこであり、製作会社の意向を無視することは出来なかったということなのだろう。そのためにSNLメンバーが主役のコメディを撮ることになったわけだが、そんな環境でスピルバーグは自分の好きな第2次世界大戦を題材にし、大好きな役者である三船敏郎を呼んだ(三船敏郎が、この前にルーカスから『スター・ウォーズ』のダース・ベイダー役を頼まれたが、よく知らない監督であったため断り、それがヒットしたので今度はその友人のスピルバーグの頼みを聞いてこの『1941』に出演したというのは有名な話)。
  このお仕着せとやりたいことをミックスしてしまったことがこの映画をわけのわからないものにしている最大の原因だろう。やはりスピルバーグはコメディを撮るのはうまくないし、さらにはそこに自分のやりたいことを盛り込んでしまった。これでまとまりの映画が出来上がるはずがないというのが素直な感想だ。
  だからスピルバーグが好きな人はこの映画を見るべきではない。でも、実は今はもう見ることが出来ないスピルバーグらしさがそこここに見られる作品でもあるから、本当にスピルバーグが好きな人は見たほうがいい。