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スパイダーマン2

2004/10/9
Spider-man 2
2004年,アメリカ,127分

 
            
     
 
 スパイダーマン/ピーターは新聞社に写真を売り込みながら、大学生活を送り、さらにスパイダーマンとして人々を危機から救っていた。しかし、スパイダーマン生活は彼の私生活を圧迫し、舞台女優となったMJと会うこともほとんどなくなってしまっていた。お金にも困っていたピーターはハリーの紹介でドクター・オクタビアスの研究所に雇われることになったが…
 大ヒットした『スパイダーマン』の続編、今回も強大な敵を相手に戦いを繰り広げる。前作より笑いの要素が多くなり、ライトな感じになっている。
監督 サム・ライミ
原作 スタン・リー
    スティーヴ・ディッコ
脚本 アルヴィン・サージェント
撮影 ビル・ポープ
音楽 ダニー・エルフマン

出演 トビー・マグワイア
    キルステン・ダンスト
    アルフレッド・モリナ
    ジェームズ・フランコ
    ローズマリー・ハリス
    J・K・シモンズ

 

 

 

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 前作はなかなかしっかりとアクションを作ってあり、そこに笑いやら得意のホラーやらをはさんでいったという印象があったが、今回はその笑いやらホラーやらの要素が強まって、いよいよサム・ライミの本領発揮かという感じになって来ている。
 とくに、コメディ要素はかなり強く、冒頭から笑い炸裂。この映画はコメディかと思ってしまうほどだ。そして、そのコメディ要素は単純にスパイスを効かせるためのネタであるにとどまらず、プロットに関わる要素にもなっていくので、この映画はもしかしたらコメディ映画なのかもしれない。
 なんと言っても、スパイダーマンの力が弱まり、蜘蛛の糸が出なくなったり、壁から転落してしまったりというシーンの可笑しさ、そしてゴミ箱に捨てられたスパイダーマンのウェアの可笑しさ、プロットの焦点となるところに笑いがくるということはこの映画がコメディであるということを意味しているのだと思う。
 今回の敵役ドック・オクも悪役といにはあまりにコミカルで、たちの悪いB級SFコメディに登場する悪役のようだ。前作のグリーン・ゴブリンというのもかなりの悪ノリ感はあったが、その背景にその正体が親しい人物であるというのがあったし、彼なりの動機というのがしっかりしていたわけで、物語のつくりとしては無理がなかった。しかし今回は突然現れたよくわからない人物で、その行動の動機も今ひとつはっきりしない。

 とはいっても、これをコメディにしたのは正解という気もする。まっとうなアクションのままではワン・パターンに陥るし、スパイダーマンというそもそもコミカルなキャラクターのよさを生かせないだろう。ならば、いっそコメディにしてしまってエンターテインメントとしての面白さを前面に押し出す。それが正解だと思う。
 しかし、それも何度もやればワンパターンに陥るから、やはり次作はまた違う展開を用意する必要があるかもしれない。私の予想では、今度はハリーが… かな?