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メン・イン・ブラック2

2003/8/22
Men In Black II
2002年,アメリカ,85分

 
            
     
 
 Kの引退から5年後、Jはすっかりやり手の捜査官になったが、相棒に恵まれず、今回もまた“ピカッ”をしてクビにしてしまう。仕方なく犬のフランクを相棒にするが、その頃、25年前に地球を去って宇宙をさ迷っていた強力なエイリアン、サーリーナが再び地球に現れた。彼女を倒す鍵を握っているのはいまは郵便局員となっているK、JはKの記憶を呼び戻し、エイリアンを退治することができるのか…
 5年という間隔があいて製作されたヒットコメディの続編、B級っぷりは健在で、細部の楽しみは前作よりも増しているが、全体的な完成度からすると、前作のほうが上かなという感じ。しかし、十分に楽しめる作品ではある。
監督 バリー・ソネンフェルド
原作 ローウェル・J・カニンガム
脚本 バリー・ファナロ
    ロバート・ゴードン
撮影 グレッグ・ガーディナー
音楽 ダニー・エルフマン

出演 ウィル・スミス
    トミー・リー・ジョーンズ
    ララ・フリン・ボイル
    リップ・トーン
    ロザリオ・ドーソン

 

 

 

メン・イン・ブラック
2
メン・イン・ブラック2[SUPERBIT(TM)]


メン・イン・ブラック2

 

MIB フィールドボックス

 

MIB I & II ツイン・パック

 

 

 
 前作はB級映画の教科書のような作品だったのが、今回はそこからもっと細部に面白みを追求する映画になった。細かなセリフや登場人物(なんといってもマイケル・ジャクソン)、小道具にいたるまですべてに追及する姿勢をさらにまし、そのほとんどが笑いに割かれている。細部をどんどん追求することはいいことで、確かに面白くなっている部分もおいのだけれど、全体的に見るとちょっとギャグに走りすぎで、SF的な要素とかアクション的な要素というのが吹っ飛んでしまったような気もしてしまう。
 それは前作ではトミー・リー・ジョーンズが主役だったのが、今作ではウィル・スミスが主役になったという違いかもしれない。ウィル・スミスは前作では気の利いたことをいっぱい言っていたのに、今作は今ひとつ。
 とぼけたトミー・リー・ジョーンズが登場する中盤あたりから映画の引き締まり、ウィル・スミスのギャグもさえだすところからしても、その主役の交代というのが一番大きかったのではないかという気がする。それはウィル・スミスが力不足ということもあるけれど、こういうコメディ映画はコメディアンらしい役者が主役になるより、シリアスな役のほうが似合いそうな役者が主役になったほうが大概面白くなる。トミー・リー・ジョーンズなんて苦虫噛み潰したようなウィル・スミスみたいなお調子者とコンビを組んで、面白いことをいってしまう。そこの面白さが必要だったのだろう。

 じっさいのところ5年のブランクがあるにもかかわらず1と2の内容はほとんど変わりない。質的にもほとんど変わりがない。B級映画としては一流というのも変な言い方だが、まさに良質のB級映画であり続ける。ないようが軽い上に、上映時間が90分前後と比較的短いので、2本続けてみてちょうどいいくらいと感じる。その軽さがこの映画の最大の魅力で、このまま風に吹かれるように3、4、5、とどんどん作っていってもらいたいと思います(見るかどうかはわからないけど)。