セラピストのケイと画家のシンの間にはコウというひとり息子がいる。シンは病気のせいで右手の親指を失い、右手が動かなくなってしまった。そして壊死が体中で進んでいる。コウはまったく声を発しない。その家に5年前から失踪中のケイの兄カイの妻サチが尋ねてくる。サチは聾唖者でいつもクビからぶら下げたメモ帳でしか会話が出来ないが、ケイはそんなサチにやさしく接する。
一方、ロウとソラというゲイのカップルがいる。ロウはゲイバーのママで、同居しているソラはロウの世話を焼いている。そのバーの常連にケンケンという青年がいて、いろいろな男とねまくり、ロウとも肉体関係を重ねていた。
そんな中、徐々に病状が進み、ひとりで生活するのがつらくなってきたシンの介護にソラが雇われることになった。
実験映画を数々の映画祭に出品してきた白川幸司監督の初の一般公開作品。実験映画の技術的な部分を残しながら、ひとつの物語としてもうまくまとまった作品。3時間半というかなりの長尺で正直疲れるが、見ごたえは十分、今後の日本映画の一つの可能性を感じさせる作品である。
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監督 白川幸司
脚本 白川幸司
撮影 井川広太郎
音楽 小松清人
出演 草野康太
山崎君子
平井賢治
沖本達也
斉藤剛
二見林太郎
藻羅
岸燐
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