冒頭、工場らしき建物の概観がゆっくりと映される、その後雑踏の中の若者、ひとりの老婆が殺されたということが町の話題に上る。橋の欄干のようなところや、建物の窓からしたの水面に飛び込む人々。
老婆を殺した若者というモチーフからこれがドストエフスキーの『罪と罰』の翻案であることは明らかだが、ストーリーらしきものはなく、モノクロームの断片的なイメージの連続である。老婆を殺したと思われる一人の若者を中心に物言わぬ人々が歩き、見つめ、陰鬱とした光景が連なり、ぬるりぬるりと見るものの心の中に入り込んでくる。
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監督 アレクサンドル・ソクーロフ
脚本 アレクサンドル・ソクーロフ
撮影 アレクサンドル・ブーロフ
音楽 グスタフ・マーラー
出演 アレクサンドル・チェレドニク
エリザヴェータ・コロリョーヴァ
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